HTC VIVE Focus3関連の雑記

VIVE Focus3を購入してそろそろ1カ月なので、使っている中での雑記を載せます。
「借りて試しました」とか似た内容のサイトばかり乱立しやがって、書くなら買うか長期利用しろ

VIVE Pro2の解像度を持ち、Pro Eyeのようにアイトラフェイシャルに対応できる、インサイドアウトでセットアップが楽!!
(カタログスペックは)高性能なVIVE Focus3のお話です。

概要

PCとの接続方法

Focus3は他のVIVE製品と異なり、VBS (VIVE Business Streaming)を使います。

インストール手順はここに記載があります。 www.vive.com

SteamVR→VBSの順にインストールし、同じネットワーク上でVBSを起動すれば接続が可能です。 他の接続方法を知りませんが、セットアップさえ終われば楽に使えます。

また、有線接続は可能ですが、あまりメリットがないため無線専用と考えてよいかと思います。

充電方法

HMD本体

専用の30W(12V2.5A)充電器限定です。USB Type-Cでは充電できません。

専用の12V電源を使うだけあって、充電速度は非常に高速です。(公称30分で50%)
トラッカーをフル装備した状態でも使用中にバッテリー残量が増加します。

4.0mm/1.7mmのDCコネクタのようなので、Type-C トリガーケーブル(12V)での充電検証を計画中

コントローラ

コントローラはFocus3のHMDから充電する記載になっていたりします。または10WのACアダプタ購入

https://www.matts-digital.com/Files/132319/VIVE_FOCUS_3_UK.pdf

バッテリー

HMDとしては非常に珍しく、交換可能な構造になっています。

このように単体で充電できるため、予備のバッテリーを買っておいて交換しながら連続運用することもできます。
名前通りビジネスを想定されているのでしょうね。

HMDとバッテリーはこのような構造で単体充電とHMD充電が両立されています。

バッテリー持ちは体感では3時間程度、アイトラ・フェイシャルをフルで動かすと2時間程度の持ちです。

コントローラ

現状クソ 悪くはないものの、改善の余地があるコントローラです。

(カタログ上は)サムレストのタッチセンサーもあり、Quest2のTouchコントローラと同等の機能を持っています。
グリップ部が長いため、Touchコントローラよりホールド感があります。

入手性についても、2万円で安定して購入でき、VIVE Flow 2 (仮)で対応しそうな気配もあります。

また、ハンドジェスチャーも対応しています がQuest2のALVRの方が高性能かもしれない
ハンドジェスチャーを使う場合、コントローラを机に置くなどして静止して2~3秒で切り替わります。

現状の問題として、2022/11時点ではSteamVR側でCosmosコントローラとして配置されるようで手が微妙にねじれます。
※ 設定ミスの可能性あり

(現状だと選ぶ理由がない…Focus3コントローラ後継でハンドジェスチャに対応するとかしてもらえないか)

リストトラッカー

リストトラッカーが発売されていますが、コントローラ同様にインサイドアウト方式です。

コントローラを持たずにコントローラのトラッキング精度を出す補助デバイス枠と聞いています。
VIVEトラッカーと違い、置物に使うような使い方ができそうにないため、現状では用途が限られます。

その他

録画

VRでの画面録画が非常に楽です。

メニューからスクリーンショットが撮影できます。

録画も可能です。メニューから録画できます。

microSD

なぜかmicroSDカードが刺さります。
スタンドアロンアプリで何か作るのであれば使い道もありそうですが、PCVRとして使うには効果がない…

ファンノイズ

PCVR用ならファンがフル稼働します。
すぐ近くでノートPCのファンが鳴っているようなものなので、静かな環境だと気になるはず

おわりに

  • ハードウェアは良いのにどうして……

  • ユーザ数こそ正義