リハビリ程度に小ネタ投稿です
内容
最近は秋葉原やネットショップなど、非常に廉価なUSBメモリが大量に出回っています。しかし!!大抵は調べても性能が分かりません。
そこで今回は、安物USBはどれだけ戦えるか?を調べてみます。
…え?値段はいいから高性能なのが欲しい? SSDタイプの高いやつを買ってください。
今回検証するのはこちら。
① Gigastone U307S (32GB)
② KIOXIA TransMemory U366 (16GB)
③ LAZOS USB3.0 (32GB)
サンプル数1なので参考程度でお願いします。
外観
① Gigastone U307S
まず最初はGigastoneのUSB3.0メモリです。
そこそこ有名なメーカでデザインも無難なモデルですね。
今回は32GBを499円で購入しました。普段は550~600円の価格帯のようです。
② KIOXIA TransMemory U366 (LU366S016GG4)
お次は元東芝、現KIOXIAのUSB3.2 Gen1メモリです。
外装が金属製なので放熱や強度は信用できそう。
価格は16GBで550円。OS起動用ならこれで充分。
日本メーカだけれど台湾製なんですね (性能が出るならどこでもいいけど)
③ LAZOS USB3.0 フラッシュメモリ (L-US32-3.0)
最近秋葉原でよく見かけるようになった?安物廉価な製品を出しているLAZOSのUSB3.0メモリです。
安いので買ってみました。
価格は32GBで550円。2022年時点で最安の価格帯です。
パフォーマンス検証
本題はこちら。
USBメモリとしての性能を検証することで、用途を決めていきます。
パフォーマンスは作業時間に直結しますから重要ですね。
ベンチマークはお手軽で再現性の高いCrystalDiskMark 8.0.4を使っていきます。
測定は1GBと8GBで実施。
また、Powershellで10バイト程度の極小ファイルを1000個書き込んだ際の時間も測定してみます。
① Gigastone U307S (32GB)
シーケンシャルのR/Wは高速ですが、ランダム書き込みが非常に遅い結果となりました。
ISOや動画など、大きいファイルのやり取りであれば便利かもしれません。
10バイトファイルの1000個書き込みを10回繰り返した結果はこちら。
Min = 15648 ms Max = 19788 ms Average = 17594.80 ms
これは頻度の低いインストールメディアを書き込んでおく用かなあ…
② KIOXIA TransMemory U366 (16GB)
シーケンシャルリードは高速ですが、他の性能はGigastoneより低い結果となりました。
ファイル書き込み結果はこちら。
Min = 16320 ms Max = 20500 ms Average = 18335.50 ms
これだとシーケンシャルリードくらいしか取り柄が……memtestとかの軽量なチェックツール用ですかね……
③ LAZOS USB3.0 (32GB)
ランダムライト以外は予想以上に高い結果となりました。
RW性能で見ればHDDクラスのためRaspberry Pi等のOS用ストレージとして良さそうですね。
Min = 14677 ms Max = 16051 ms Average = 15480.50 ms
あまり差が出てないので測定方法がよくなかった…?
それにしても…CrystalDiskMarkの値はSandisk Ultraより高速かもしれない、何個かストックしておこうかな…
以上、参考になれば幸いです。
気分が乗ったら別のモデルも買って試すかも
オマケ
性能面ではLAZOSを褒めていますが、ビルドクオリティはイマイチ(スライドが壊れてた)だったため分解します。
基板とケースが雑にグルー接着されています、そりゃ外れるわ…
せっかくなのでチップも見ていきます。
コントローラは「IS918-FN08R」、Innostor Technology社のIS918シリーズのようです。
チップの方は「179M5 ACELW2216B47R-H」、調べても出てこないので正体不明…